インプラントをするなら医療費控除を活用するのがおすすめ
医療費控除とは
医療費控除とは、医療費を多く支払った場合に所得税が安くなる制度のことです。会社員の方のであれば、給与から税金が自動的に天引きされています。医療費控除を受けた場合、納めた税金が還付金として返ってきます。
医療費控除を受けられるのは、1年に支払った医療費が10万円を超えた場合です。医療費控除を受けるための手続きは、年1回の確定申告で行います。インプラント治療で発生した費用も医療費控除の対象となることがあります。
インプラント治療で控除される金額の計算方法
医療費控除の額は、「治療費－保険金－10万円」と式によって計算されます。所得合計金額が200万円未満の場合、「治療費－保険金－所得合計金額の5%」という式で計算可能です。なお、医療費控除の上限は200万円となっています。
インプラント治療の場合、保険金は関係ないため、「治療費－10万円もしくは所得合計金額の5%」という式で算出可能です。インプラントは入れ歯などと比較して費用が高いため、複数の歯をインプラントすると医療費控除の上限に到達し、全額が控除されない場合があります。
医療費控除の申告の流れ
医療費控除は毎年2月16日から3月15日の確定申告で提出するのが基本です。ただし、年末調整により通常は確定申告を行う必要のない会社員であれば、この期間外でも申請できます。医療費控除の申請は、医療費の発生した翌年から5年間です。
医療費控除の申告には、医療費の明細書や源泉徴収票などの必要書類を用意したうえで、確定申告の書類に記入し提出する必要があります。現在は、インターネット経由での電子申告も可能です。
